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ポタガール リーダー絹代の大会レポート
埼玉県が展開する「LOVE bicycle SAITAMA」広報キャンペーンから、ポタガールのリーダー絹代さんにご協力頂き、10月24日(土)に開催された「J:COM presents 2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の大会レポートをご紹介いたします!
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2015年10月24日さいたま新都心。
「J:COM presents 2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が、晴天の下、開催されました。
年々盛り上がりを増してきたこの大会も今年で3回目。
朝8時半過ぎにさいたま新都心駅に着くと、開場前にも関わらず、多くのファンが来場していて、どことなく高揚感が漂っていました。
街はさいたまクリテリウム一色!今年は過去最大の盛り上がりになるかも。
同時開催されているサイクルフェスタ会場の、LOVE bicycle SAITAMAブースでは、コバトンとさいたまっちの顔出しパネルがスタンバイしていました。
顔出しパネルで自転車の左側走行をアピール!
顔出し看板でコバトン・さいたまっちに変身(?)してもらい、自転車の左側走行と、来年2月13・14日に開催される埼玉サイクルエキスポのPRを行いました。
ときどき、本物のコバトンとさいたまっちがブースに遊びに来ましたが、この二羽(?)は大人気!
お子さんたちが大喜びで写真を撮っていました。
コバトン、さいたまっちはお子さんに大人気!
ポタガールを代表して私たち6名が選手とオープニング走行に参加!!
ピッカピカのバイクを受け取ると、みんなテンションもアップアップ!
走るぞー!みんなノリノリです!
今年は世界最高峰のステージレース、ツール・ド・フランスに出場している世界のトップチームから7チーム来日。
オープニング走行は出場チームと共に、今日のために作られた特設コースを走るのです。
ポタガールチームはフランスを代表するアージェードゥゼール・ラ・モンディアルチームと走ります!
2015ツール・ド・フランスではアルプスの山岳ステージで優勝。
大会で最も活躍した選手としてスーパー敢闘賞を受賞したアニメみたいなイケメン顏のバルデ選手をはじめ、人気選手が揃っているチーム。
激しく緊張。。。
いよいよ、オープニングセレモニーが始まりました。
今年はパラサイクリングや、女子選手も個人タイムトライアルレースに出場することも大きなニュース。
パラサイクリング、女子、日本の男子チームの順に紹介され、それぞれがオープニング走行のため、特設コースに出ていきます。
スタンバイ完了。緊張してきました。
ついに海外チームが登場。
アージェードゥゼール・ラ・モンディアルの選手紹介がスタート。
割れんばかりの声援を受ける姿を見て、ポタガールの緊張が高まります。
ステージから降りてきた選手たちと合流、オープニング走行に出発します!
フランス人ってクールなイメージだったけれど、ミカエル選手が笑顔で下がって来てくれていろいろ話しかけてくれました。
やさしい!私の中のフランス人のイメージ急上昇です(笑)
沿道にはともかく人、人、人!
沿道の観覧席は何重もの人垣で埋まり、街は笑顔の人たちでいっぱい!
いつものさいたま新都心とは、まったく景色が違っていて、まるで別の場所に来たかのようです。
声援の中には、私の名前を呼んでくれたり「ポタガール!」という声も多く聞きました。
うれしいなぁ。
一番多くの声援を受けていたのはカドリ選手。
3年連続の参加です。
「日本で大人気だね〜」と言ったら、はにかんで「うん」。
上り坂やコーナーでモタついている私に気を遣って、ペースを落とし、一緒に走ってくれました。
みんな、本当にやさしい!
そんなわけで、あっという間の一周。
選手たちにお礼とグッドラックを伝えて私たちはバックヤードに戻りました。
まさに、夢のような時間でした!
興奮冷めやらぬまま、サイクルフェスタ会場に帰ってくると、歩けないほどの人出!
サイクルフェスタは大盛況!
大盛況です。
大会のもう一つの目玉、けやきひろばで同時開催されているさいたまるしぇの会場へ移動すると、トリコロールで彩られた会場には、いい匂いが漂っていました。
この日のために用意された特別のカクテル、ビーフシチュー、サルシッチャ、魚のムニエル、鶏のグリル、コールドミートの盛り合わせなどなど、イベントのフードエリアとは思えないクオリティー!
ポタガールたちもさいたまるしぇを大満喫!
食事中のポタガールたち、発見!
レースは、個人タイムトライアルレースに続き、ポイントレースへ。
選手たちの本気レースに沿道の観客たちが湧いています。
どこに行ってもコース脇には観客が何重にも取り巻いており、よくは見えませんが、
実況を聞きながらレースを応援できるということで、多くの観客がパブリックビューイングを真剣な眼差しで見つめています。
選手待機エリアであり、サポーター観客席が設置されているさいたまスーパーアリーナへ行ってみました。
いよいよ、クリテリウムレースがスタートです。
スタートに向かう大本命のデゲンコルブ選手。顔には自信がみなぎっています!
観客たちはパブリックビューイングでレースの状況を把握し、選手がさいたまスーパーアリーナ内のコース上に現れると、立ち上がって大声援!
正面に構えられた選手のピットでは選手の子供が遊んでいたり、微笑ましい光景も。
序盤から、選手たちが速い。
平均時速で45kmを超えていたそうです。
今年はレース冒頭から日本チームの選手が積極的に動き、アメリカのトレックファクトリーレーシングの別府選手、フランスのチームユーロップカーの新城選手も、アタックを仕掛けたり、先頭集団に入ったりと活発な動きを見せ、大盛り上がり!
チーム右京の畑中選手が順調にスプリントポイントを獲得し、スプリント賞を受賞。
これまで表彰台やスプリント賞、山岳賞は海外勢が独占していたのですが、今年は日本人の優勝もあるかと、会場のボルテージはさらに上がります。
レースはクライマックス!選手が速過ぎてマトモに撮れない…
終盤、強者6名の逃げグループが決まり、残り3周で新城選手がアタック!
観客も渾身の大声援!
最後は6名の集団に戻り、スプリント勝負となり、チーム ジャイアント・アルペシンのデゲンコルブ選手が優勝。
2位になった別府選手が日本人として初めて表彰台に上り、新城選手は敢闘賞を受賞。
タイムトライアルでは愛三工業レーシングチームの中根選手が優勝し、例年になく多くの日本人が表彰式に登った大会となりました。
華やかだった表彰式。登場した日本人はこれまでの大会で最多となりました。
デゲンコルブ選手が「大観衆が集まり、まるでシャンゼリゼ(ツール・ド・フランスの最終ステージ)のような雰囲気だった」と語ったように、多くの選手たちがこの大会の盛り上がりへの驚きや、日本のホスピタリティのすばらしさを強調しました。
レース後も、笑顔で沿道のファンからのサインや写真撮影に応じていた選手が多かったことも、満足度の高さを物語っていたでしょう。
この大会の様子は世界に配信されており、間違いなく世界最高峰レベルの盛り上がりを見せたさいたまクリテリウムは、世界のサイクルロードレースファンに「日本」、そして「さいたま」の自転車熱の高まりや、おもてなしの温かさ、ホスピテリティのすばらしさを伝えてくれたことでしょう。
会場には目の前で繰り広げられるトップ選手たちのレースの迫力や美しさに驚嘆して、感動して、応援していました。
こういうことが、日本における自転車への関心の高まりや、文化としての自転車が根ざしていくきっかけになるのかな。
こんなすばらしい舞台に立ち会えた幸運に感謝するとともに、大会を盛り上げてくれた観客の皆さんに感謝したいと思います。
本当に、楽しかった!!!
ポタガール:自転車の楽しみ方・安全利用と埼玉の魅力を県内外にPRするため、女性グループ「ポタガール」を2011年10月に結成。
ホームページ:http://www.potabiyori.com/
Facebook:https://www.facebook.com/LOVE.BICYCLE.SAITAMA