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【Road to さいたまクリテリウム2018 in 彩湖】
イベントレポート前編(チームエンデューロ)

19/08/21大会情報

9月21日(土)に開催の一般参加型ライドイベント「Road to さいたまクリテリウム2019 in 埼玉スタジアム2〇〇2」の参加申込締切まであと10日!
昨年行われたイベントの様子をレポート形式で紹介!
当日のレースの様子を紹介していくので、今年のエントリーを迷っている方はぜひ参考にしてみてください!

レポートは、2018年にエンデューロに参加したスポーツジャーナリストの山口和幸さんです。
前編は、山口さんが参加したエンデューロについて、参加した様子とともに紹介いただきました。


観戦型スポーツイベントとして全国から熱狂的なファンが集まるようになった「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」だが、2018年からは「参加型イベント」としての新たな要素も加わり、さらに魅力的になった。9月15日にさいたま市の荒川彩湖公園で「Road to さいたまクリテリウム」が初開催され、3時間エンデューロレースに殴り込み。果たして優勝できたのか?

自転車レースはいろいろあるが、現在人気があるのは3つ。完走が目標となる「ロングライド」。自分のベストタイムを目指す「ヒルクライム」。そして仲間と楽しむ「エンデューロ」だ。どれも着順を争うのが主な目的ではない。とりわけサーキットコースで行われるエンデューロはトップも最下位もわからないので気楽だ。

当日はあいにくの雨だったが、こどもたちが一生懸命走っていた姿が印象に残った

今回はツール・ド・フランスの全日程を報道して22年となる東京中日スポーツチームの一員として参加した。この即席スポーツ新聞チームは2011年、「シクロ4hエンデューロ」に初参戦し、参加127チーム中78位と、どうにも原稿が書きにくい中途半端な成績を修めている。

このときの3選手の年齢は50歳超。若返りが必要と、ツール・ド・フランス取材記者の私山口(55)以外はメンバー変更。本格派の庶務課長・田中秀行(53)、経理部の服部圭祐(31)を起用したが、さいたま当日は若手の服部が欠場し、前回と変わらず50代メンバーとなった。

庶務課の田中秀行課長は集団走行が初体験だった

今回は3時間耐久。そして当日はあいにくの雨。ずぶ濡れのジャージで待機するのはツラいので、1時間ごとに田中、山口、田中とつなぐ作戦。ヒルクライム大会に積極参戦する田中は足に自信があるので2時間を務めた。

ところがスタートダッシュであっという間に50m遅れる。普段は単独で走っているので集団走行のペースに着いていけなかったのだ。頑張っても追いつきそうもないのでマイペースに切り替え走っていると、背後に数人がいることに気づいた田中。

「抜かれるものか!」と速度を上げるが、後続が遅れることはなく、いつの間にか列車の先頭になっていた。「疲れてきて、もうダメだ」と思っていたら後ろの選手が「先頭、替わりますよ」と声をかけてくれた。先頭を譲って背後に着くと空気抵抗が軽減されて楽に走れるようになった。「これがお互いを助けあうロードレースなんだ」と初めて体感した。

「結構長く引きましたね」とも言われたが、実は田中は交代の合図がよくわからなかったようだ。結局チームは男子の部に出場した39チームのうち20位。原稿が書きにくい中途半端な結果に終わったが、自転車専門誌サイクルスポーツに着順でひとつ上回ったのでよしとしたい。

「エンデューロはロードレースやクリテリウムのような激しさ、ヒルクライムのような苦しさがなくレース経験がなくても仲間と楽しく参加できるのがいいですね」と初体験の田中。いや、優勝目指しているようなチームはもっと激しくて苦しいかも。

沿道の応援がうれしい山口記者。ツール・ド・フランスの選手になった気分だ


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