出場チーム・選手(海外)
Lidl - Trek
UAE-Team Emirates
Cofidis
Jumbo-Visma
INEOS Grenadiers
Bahrain - Victorious
Tour de France Criterium Legends
Lidl - Trekリドル・トレック
アメリカ

今夏のツール・ド・フランス開幕直前にフランスのスーパーマーケット「リドル」がメインスポンサーとなりチーム名称変更。ジュリオ・チッコーネはアルプスの第15ステージで山岳賞1位に初めて躍り出ると、白地に赤い豆をあしらった山岳賞ジャージを最後まで守り抜いた。アスビャアン・ヘレモースは長身クライマーで、ステージレースでの総合上位が期待されている。マティアス・ヴァチェクは2022世界選手権U23ロード2位。現在はチェコのナショナルチャンピオンで、国旗をあしらったチャンピオンジャージで参戦する。ダリオ・カタルドは上りが得意なベテランで、ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャで各1勝を挙げている。
(紹介文/山口和幸)
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ジュリオ・チッコーネGiulio CICCONE初出場
出身 イタリア 生年月日 1994/12/20 主な戦績 - ツール・ド・フランス 山岳賞(2023)
- ジロ・デ・イタリア 区間通算3勝(2016,2019,2022)
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アスビャアン・ヘレモースAsbjørn HELLEMOSE初出場
出身 デンマーク 生年月日 1999/1/15 主な戦績 - ジロ・デ・イタリア 総合5位(2021)
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マティアス・ヴァチェクMathias VACEK初出場
出身 チェコ 生年月日 2002/6/12 主な戦績 - チェコ選手権 ロードレース 優勝(2023)
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ダリオ・カタルドDario CATALDO7大会ぶり
2回目出身 イタリア 生年月日 1985/3/17 主な戦績 - ジロ・デ・イタリア 区間通算1勝(2019)
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間通算1勝(2012)
UAE-Team EmiratesUAEチームエミレーツ
UAE

2020、2021ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャルを擁するなど、選手層の厚さを誇る強豪チーム。さいたまクリテリウムに初出場するポガチャルは大会通算11勝、2023年はヴィンゲゴーとの激闘を展開して総合2位、4年連続の新人王。しかも直近の3年間は初日から最終日まで純白の新人賞ジャージを守った。上りが強いダヴィデ・フォルモロは2015ジロ・デ・イタリア区間1勝。9月28日のコッパアゴストーニ優勝。イヴォ・オリヴェイラはポルトガルの現ナショナルチャンピオン。タイムトライアルにも強く、2020年の同種目ナショナルチャンピオン。
(紹介文/山口和幸)
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タデイ・ポガチャルTadej POGAČAR初出場
出身 スロベニア 生年月日 1998/9/21 主な戦績 - ツール・ド・フランス 総合優勝2回(2020,2021)
- ツール・ド・フランス 区間通算11勝(2020,2021,2022,2023)
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ダヴィデ・フォルモロDavide FORMOLO初出場
出身 イタリア 生年月日 1992/10/25 主な戦績 - イタリア選手権 ロードレース 優勝(2019)
- ジロ・デ・イタリア 区間通算1勝(2015)
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イヴォ・オリヴェイラIvo OLIVEIRA初出場
出身 ポルトガル 生年月日 1996/9/5 主な戦績 - ポルトガル選手権 ロードレース 優勝(2023)
Cofidisコフィディス
フランス

ツール・ド・フランスに欠かせないフランスの伝統チーム。クライマーのヴィクトル・ラフェはスペインのバスク地方を舞台としたツール・ド・フランス第2ステージ優勝。ジロ・デ・イタリアでは2021年に区間1勝している。アクセル・ジングレはフランスのワンデーレースでの実績があり、2023年はツール・ド・フランスのレギュラー入りを果たした。ツール・ド・フランスの常連であるギヨーム・マルタンは山岳スペシャリスト。2020ブエルタ・ア・エスパーニャ山岳王。2021ツール・ド・フランス総合8位。トマ・シャンピオンは2022ブエルタ・ア・エスパーニャに続き、2023年はジロ・デ・イタリアを経験。総合成績の上位を狙うタイプ。
(紹介文/山口和幸)
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ヴィクトル・ラフェVictor LAFAY初出場
出身 フランス 生年月日 1996/1/17 主な戦績 - ツール・ド・フランス 区間通算1勝(2023)
- ジロ・デ・イタリア 区間通算1勝(2021)
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アクセル・ジングレAxel ZINGLE初出場
出身 フランス 生年月日 1998/12/18 主な戦績 - サーキット・デ・ワロニー 2位(2022)
- アークティックレース・オブ・ノルウェー 総合4位(2022)
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ギヨーム・マルタンGuillaume MARTIN2大会連続
2回目出身 フランス 生年月日 1993/6/9 主な戦績 - ツール・ド・フランス 総合10位(2023)
- ツール・ド・フランス 総合8位(2021)
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トマ・シャンピオンThomas CHAMPION初出場
出身 フランス 生年月日 1999/9/8 主な戦績 - ジロ・デ・イタリア フーガ賞(2023)
- ロンド・ド・リザール 2位(2020)
Jumbo-Vismaユンボ・ヴィスマ
オランダ

国際チームランキングはUAEチームエミレーツに続く僅差の2位。セップ・クスはツール・ド・フランス連覇のヴィンゲゴーや5月のジロ・デ・イタリアを制したプリモシュ・ログリッチをアシストとして勝利に導いた立役者で、ブエルタ・ア・エスパーニャではそのヴィンゲゴーとログリッチを抑えて総合優勝。結果的にチームはグランツールと呼ばれる三大大会の総合優勝をすべて手中に。ハンガリーのアッティラ・ヴァルテルはロードとタイムトライアルのナショナルチャンピオン。ヤン・トラトニクはタイムトライアルに強く、2020ジロ・デ・イタリア区間1勝。
(紹介文/山口和幸)
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セップ・クスSepp KUSS2大会連続
2回目出身 アメリカ 生年月日 1994/9/13 主な戦績 - ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合優勝(2023)
- ツール・ド・フランス 区間通算1勝(2021)
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アッティラ・ヴァルテルAttila VALTER初出場
出身 ハンガリー 生年月日 1998/1/12 主な戦績 - ツール・ド・ハンガリー 総合優勝(2020)
- ハンガリー選手権 優勝(2022,2023)
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ヤン・トラトニクJan TRATNIK初出場
出身 スロベニア 生年月日 1990/2/23 主な戦績 - ジロ・デ・イタリア 区間通算1勝(2020)
INEOS Grenadiersイネオス・グレナディアーズ
イギリス

近年のツール・ド・フランスで数え切れないほどの実績を持つ英国チーム。山岳スペシャリストのエガン・ベルナルは2019ツール・ド・フランス総合優勝、2021ジロ・デ・イタリア総合優勝。事故による負傷から復帰して、今後の活躍が注目される。ブランドン・リベラは2019パンアメリカン競技大会のタイムトライアル優勝。ジョシュア・ターリングはタイムトライアルに強い19歳で、世界選手権エリートでなんと3位、そして欧州選手権で頂点に立った。
(紹介文/山口和幸)
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エガン・ベルナルEgan Arley BERNAL GOMEZ2大会ぶり
2回目出身 コロンビア 生年月日 1997/1/13 主な戦績 - ツール・ド・フランス 総合優勝(2019)
- ジロ・デ・イタリア 総合優勝(2021)
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ブランドン・リベラBrandon Smith RIVERA VARGAS初出場
出身 コロンビア 生年月日 1996/3/21 主な戦績 - パンアメリカン競技大会 個人タイムトライアル 優勝(2019)
- コロンビア選手権 タイムトライアル 4位(2020)
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ジョシュア・ターリングJoshua TARLING初出場
出身 イギリス 生年月日 2004/2/15 主な戦績 - ヨーロッパ選手権 個人タイムトライアル 優勝(2023)
- 世界選手権ジュニア 個人タイムトライアル 優勝(2022)
- ツール・ド・ジロンド 優勝(2022)
Bahrain - Victoriousバーレーン・ヴィクトリアス
バーレーン

新城幸也はツール・ド・フランスに日本人最多となる7回出場して全完走を果たすとともに、敢闘賞を2回獲得。2019年のさいたまクリテリウム優勝者でもあり、9大会連続9回目の出場となる。ペリョ・ビルバオは2023ツール・ド・フランス開幕地であるバスク地方出身のクライマー。第10ステージで優勝したときは表彰台で上空に人差し指を突き立て、1カ月前のレースで他界した元チームメートに勝利を捧げた。2019ジロ・デ・イタリア区間2勝。マテウジュ・ゴヴェカルはワンデーレースを狙うスプリンター。カミル・グラデクはタイムトライアルに強いベテラン選手。
(紹介文/山口和幸)
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新城 幸也Yukiya ARASHIRO9大会連続
9回目出身 日本 生年月日 1984/9/22 主な戦績 - 全日本選手権 ロードレース 優勝3回(2007,2013,2022)
- ツール・ド・台湾 優勝(2018)
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ペリョ・ビルバオPello BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA初出場
出身 スペイン 生年月日 1990/2/25 主な戦績 - ツール・ド・フランス 区間通算1勝(2023)
- ジロ・デ・イタリア 区間通算2勝(2019)
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マテウジュ・ゴヴェカルMatevž GOVEKAR初出場
出身 スロベニア 生年月日 2000/4/17 主な戦績 - スロベニア選手権 ロードレース 2位(2022)
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カミル・グラデクKamil GRADEK初出場
出身 ポーランド 生年月日 1990/9/17 主な戦績 - ポーランド選手権 個人タイムトライアル 2位(2022)
Tour de France Criterium Legendsツール・ド・フランス クリテリウムレジェンズ
これまでのツール・ド・フランスで活躍した選手を選抜したチーム。マーク・カヴェンディッシュはツール・ド・フランス史上最多タイ記録となる通算34勝を誇るスプリンター。クリストファー・フルームは4度のツール・ド・フランス(2013、2015、2016、2017)、ブエルタ・ア・エスパーニャ(2011、2017)、ジロ・デ・イタリア(2018)とグランツール全制覇の実績を誇る。ペーター・サガンはツール・ド・フランスで7回ポイント賞を獲得したほか、2015年から3年連続で世界タイトルを獲得。ロード選手としては今季がラストイヤー。アダム・ハンセンは、グランツールと呼ばれる三大ステージレースに29回出場。完走26回、連続完走20回の鉄人。
(紹介文/山口和幸)
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マーク・カヴェンディッシュMark CAVENDISH2大会連続
3回目出身 イギリス 生年月日 1985/5/21 主な戦績 - ツール・ド・フランス ポイント賞(2011,2021)
- ツール・ド・フランス 区間通算34勝(2008-2013,2015,2016,2021) ※通算記録保持者
- ジロ・デ・イタリア 区間通算17勝(2008,2009,2011-2013,2022,2023)
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クリストファー・フルームChris FROOME3大会連続
8回目出身 イギリス 生年月日 1985/5/20 主な戦績 - ツール・ド・フランス 総合優勝4回( 2013,2015-2017)
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合優勝2回(2011,2017)
- ジロ・デ・イタリア 総合優勝(2018)
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ペーター・サガンPeter SAGAN5大会ぶり
4回目出身 スロバキア 生年月日 1990/1/26 主な戦績 - 世界選手権 ロードレース 優勝3回(2015-2017)
- ツール・ド・フランス 区間通算12勝(2012,2013,2016-2019)
- ツール・ド・フランス ポイント賞(2012-2016,2018,2019)
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アダム・ハンセンAdam HANSEN初出場
出身 オーストラリア 生年月日 1981/5/11 主な戦績 - ブエルタ・ア・エスパーニャ区間通算1勝(2014)
- ジロ・デ・イタリア 区間通算1勝 (2013)
- グランツール(※)20回連続出場記録保持者
- ※ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ