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[VOYAGE -旅-]2024パリ五輪のロードレースに参加しよう
山口和幸の現地通信 #21

22/7/24

ツール・ド・フランス2022の開催期間中、SNSでツール・ド・フランス現地レポートをお届けしている、ライターの山口和幸さんのミニコラムをHPにてご紹介します!
CULTURE(文化)、HISTOIRE(歴史)、VOYAGE(旅)の3つのテーマでランダムにお届けします。
コラムを読んでいるだけで現地を旅する気分が味わえます。
長年現地でツール・ド・フランスの取材をしている山口さんならではのコラムをお楽しみください!


Twitterでは山口さんの現地レポートをお届けしていますので、こちらもお楽しみに! https://twitter.com/saitamacrite


[VOYAGE -旅-]2024パリ五輪のロードレースに参加しよう

第33回オリンピック競技大会はフランスのパリで2024年7月26日から8月11日まで開催される。パリで夏季五輪が開催されるのは3回目、前回から100年ぶりの大会となるが、マラソンと自転車ロードレースでは五輪史上で初めて一般参加が可能となる。

パリ大会では若い世代の熱意にふさわしい新たな五輪モデルを具現化するダイナミックなスポーツとして、ブレイクダンスの競技形態であるブレイキンが新たに加わり、正式競技数は32に。BMXフリースタイルは継続され、スポーツクライミングは種目数が増える。

地域社会とのつながりを取り戻し、より多くの人たちと大会を共有するという精神のもと、マラソンと自転車ロードレースに一般参加が導入される。一般ランナーやサイクリストがメダルレースと同じ日、同じコース上でオリンピアンが激闘するコースを体験できるというもの。

競技の舞台は従来のスポーツ会場だけでなく、エッフェル塔の下でのビーチバレー、廃兵院として作られたアンバリッドで行われるアーチェリー、ルイ16世やマリー・アントワネットが断頭台の露と消えたコンコルド広場のBMXフリースタイル、グランパレでのフェンシングとテコンドー、ベルサイユ宮殿の馬術などスポーツと文化遺産を融合させる。

自転車ロードのメイン会場はエッフェル塔横、セーヌ川にかかるイエナ橋。ツール・ド・フランスと同様にパリの象徴であるシャンゼリゼ通りを走る。このパリ五輪開催にともなって、ツール・ド・フランスは通常の開催日程から1週間前倒しするスケジュールになることが想定される。

近代五輪の歴史の中でフランスが重要な位置を占めているのは、国際オリンピック委員会(IOC)を設立したフランスの教育者・歴史家のピエール・ド・クーベルタン(1863〜1937)の存在が大きい。1894年にパリのソルボンヌ大学で開催した会議で、4年に1度、古代スポーツでなく現代スポーツのプログラムで五輪を開催することが決定された。

世界有数の観光大国でありながら、コロナ禍により海外からの集客を積極的に発言できないジレンマ。2024パリ五輪はコロナに勝利するための絶対的な理念が求められる。

ボク自身、パリの最終ステージというのはあまりうれしくない。最高に楽しい夏祭りがこの日で終わってしまうからだ。でも次はさいたま。シャンゼリゼの表彰台に登った選手たちが来日する。それではまたお会いしましょう。

マラソン、競歩、トライアスロン、マラソンスイミング、自転車ロードレースの会場となるイエナ橋
©Paris 2024

プロフィール

ライター/山口 和幸 Kazuyuki Yamaguchi
ツール・ド・フランス取材歴30年のスポーツジャーナリスト。日本国内で行われる自転車の国際大会では広報を歴任。著書に講談社現代新書「ツール・ド・フランス」、「シマノ〜世界を制した自転車パーツ〜堺の町工場が世界標準となるまで」(光文社)。