ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
開催日
2026.11.15
残り
日
J:COM

The RACEレース

レースの見どころ ~世界覇者の称号「アルカンシエル」がさいたまを走る!~

世界チャンピオンが参戦するのは4人目

9月27日にカナダで開催されたUCIロード世界選手権大会を制したブランドン・マクナルティ(米国、UAEチームエミレーツ・XRG)がやってくる。世界選手権で勝つとその日から1年間、5本の虹色のストライプが入ったアルカンシエル(フランス語で虹)を着用する。世界選手権がシーズン終盤に開催されるのでその年はあまりレースで見ることがなく、シーズン終わりに開催されるさいたまクリテリウムは絶好の目撃機会。

UCIロード世界選手権を制し、アルカンシエルを着用するブランドン・マクナルティ
©UAE Team Emirates – XRG

さいたまクリテリウムではこれまでに3人の世界チャンピオンが走っている。2013年の第1回大会のルイ・コスタ、2016年のペーター・サガン、2018年のアレハンドロ・バルベルデ。そして今大会のマクナルティだ。世界選手権2位のマイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム ジェイコ・アルウラー)を含め、今大会は世界王者と2位が参戦することになる。

フランス期待のポール・セクサス(フランス、デカトロン・CMA CGM チーム)も注目。ツール・ド・フランス2026で総合4位。リエージュ~バストーニュ~リエージュでは世界ランキング1位のタデイ・ポガチャルに食らいついて2位。10月にはイル・ロンバルディア史上最年少の勝者ともなった。祖母が日本人であるトースタイン・トレーエン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)はツール・ド・フランス2026で首位のマイヨ・ジョーヌを2日間着用した。

第16ステージの個人タイムトライアルを走るポール・セクサス
©A.S.O./Thomas Maheux

第4ステージを終え、総合首位に立ちマイヨ・ジョーヌを着用したトースタイン・トレーエン
©A.S.O./Thomas Maheux


迎え撃つ日本王者から期待の若手まで総登場

日本王者の象徴であるナショナルチャンピオンジャージを着用するのは留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)。トラック競技の国内強化指定選手を集めたジャパンナショナルチームは、東京五輪とパリ五輪代表の橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)が出場する。

2026全日本選手権ロードレース男子エリートで優勝した留目夕陽(先頭)/2023年大会

2大会連続8回目の出場となる橋本英也/2025年大会

さいたまにゆかりのある選手を集めたスペシャルチームジャパン for さいたまには、さいたま市出身で世界選手権U23代表となった新藤大翔(HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR)が出場。主催者招待枠の及川弘恭(作新学院大/ブラーゼンサイクリング俱楽部)は、日本のレジェンド新城幸也(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ)、秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会・高校生上級クラス優勝の谷平拓哉(神奈川・保土ケ谷高)とともにチームタイムトライアルレースに参加する。

埼玉県さいたま市出身で、日本代表強化指定選手としても活躍する新藤大翔

女子選手、男子ジュニア期待の選手、パラサイクリングの日本代表選手らも個人タイムトライアルレースに挑戦する。田中麗奈(IGNTZONE Racing Team)はU23の2026全日本チャンピオンで、世界選手権日本代表に抜てきされた逸材。杉浦佳子(総合メディカル株式会社/TEAM EMMA Cycling)は2021年に開催された東京パラリンピックの個人タイムトライアル(ロード)と個人ロード金メダリスト。さらに2024パリパラリンピックの個人ロードで2大会連続の金。

長年にわたり世界の舞台で活躍するパラサイクリング選手の杉浦佳子


文 山口和幸=ツール・ド・フランス取材記者